『あしあと』
ある夜、わたしは夢をみた。
わたしは主と共になぎさを歩いていた。
暗い夜空にこれまでのわたしの人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上に二つのあしあとが残されていた。
ひとつはわたしのあしあと、
もうひとつは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出された時、
わたしは砂の上のあしあとに目をとめた。
そこにはひとつのあしあとしかなかった。
わたしの人生で一番つらく、
悲しい時だった。
このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて、
主にお尋ねした。
「主よ。わたしがあなたに従うと決心した時、
あなたは全ての道においてわたしと共に歩み、
わたしと語り合ってくださると約束してくださいました。
それなのに、わたしの人生の一番つらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。
一番あなたを必要としたときに、
あなたがなぜわたしを捨てられたのか、
わたしにはわかりません。」
主はささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
わたしはあなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試みの時に・・・。
あしあとがひとつだった時、
わたしはあなたを背負って歩いていた。」
詩:マーガレット・F・パワーズ
スピリチュアルカウンセリングお問い合わせ先
TEL: 080-4280-5434
E-mail : fujisuntamaria007starchangel@softbank.ne.jp
阿蘇山遍照寺延命庵
ライトエンジェルLight Angel〜光の天使たち〜
代表:宮崎 寛山